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jeff's picture diary #65
□2009年5月22日(金)□
連写一眼!CANON AE-1!
このキャッチ・コピーに、どんなに胸躍ったか!
実は、昔から「キャノン」は嫌いだった.(笑・
とにかくマウントが貧弱で、重いレンズは保持出来そうに無い.
実際のデータとしては、わからないが、自分にはそう思えた.
今の2月に、懇意にしていたカメラ屋が倒産した.
そのカメラ屋の社長とは、懇意にしていて、この町に住んでいるのも彼が居てくれたお陰も有る.
閉店の日は、昼間に一度挨拶に行った.
「今日でおしまいだね」
そんな言葉を社長と交わす.
「そう言えばミノルタ・オートコード有ったよね?」
「有るよ、ほらこれ」
「持って行って良いよ」社長が言う.
結局もらったカメラは「CANON AE-1」「ミノルタ・オートコード」「コンタックスRTS」の3台.
話は尽きない.
「切が無いから帰るわ」と店を出た.
7時半が閉店の時刻.
オレは家で酒を飲んでいた.
「あっ、7時」
居てもたっても居られない.
気が付いた時には、チャリで社長のカメラ屋に走っていた.
店の前.
社長は最後の金勘定をしていた.
店に入る.
「丸さんが居たからこの街が好きだった!」
社長が深々と頭を下げて言った.
「ありがとうございました!」
涙で店が見えなくなった.
その時もらった「CANON AE-1」シルバー・ボディ!.
あんなに嫌いだったキャノンがその時から憧れに変わった.
クロも入手.カタログも入手.飾り台も入手.
このカメラは社長だと思って一生大切にします.
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