15年程使用している NEC PC9801RX21 です. 当時の価格は、¥33万程度.買値で¥27万でした. 7年程前にオーバー・ホールを施したので、これで一生使えるんじゃないか、なんて安心していたら 先日、突然2台のフロッピー・ディスク・ドラブにフロッピーが入らなくなりました. jeff は、このPC9801RX21に「ツールド・ミュージック」と言う、 今では誰も知らないガレージ・ソフトを使用してマイナス・ワンなどを作成しています. 新しいシステムの構築も考えましたが、新しいシステムを理解する時間を割く事が今の所出来ないので、 しばらくはPC9801RX21を使って行く事に決めました. 決めた以上は、修理をしないといけない訳ですから. 近くの「サトウ無線」経由でメーカー出ししました. 1週間程して「サトウ無線」より連絡が有り、 メーカーでは修理不能との事っ!えぇ〜〜、こまるぅ〜〜っ!! しょうがね〜な〜.じゃ〜自分でやるかっ!!と再度決意っ!! 今回、修理する NEC PC9801RX21 です.↓ 工程1:分解した PC9801RX21です. 意外と簡単.プラモデルなんかよりはるかに簡単に取り扱えますよ. こんなに簡単なら、もっと早くに分解とかしていれば、PC に馬鹿強い秋葉系になれたのにっ!(笑・ フロント・パネルを外していますが、これは必要なかったです.(汗・ 大きなネジを数本外して、電源部、Cバス、FDD の順に外せば誰でも裸に出来ます. 裸にするのは何事も皆さんお好きですよねっ!(=^-^=) 工程2:取り出した FDD です. NEC FD1155D×2 の構成です. 同じフロッピー・ディスク・ドライブ(なんと 5 インチですよっ!) が 2 台装備されています. 工程3:問題のシールドです. フロッピー・ディスクの本体の上に載っている四角い形状の部品がシールド本体です. このシールドは、本来ピック・アップの上に導電スポンジで接着されているのですが、 スポンジ自体が劣化して、シールドがディスク本体内に脱落し、 フロッピー・ディクスの挿入を妨げてしまう訳です. シールドは内側が銅メッキされていて、先程申し上げた導電スポンジで貼り付けられています. シールドは四角い形をしていて、一辺が欠けた形状です. 欠けた部分にピック・アップが収まりまって、このスポンジの厚みと引き伸ばされた分だけ フロッピーにピック・アップが近づく訳です. スポンジの厚みは、今、メーカーに問い合わせ中です.わかり次第アップします. ピック・アップ&シールドの動作説明1: ピック・アップの待機状態です. ピック・アップの先端にシールドが導電スポンジで圧着されています. 紫色で表したのが導電スポンジです.厚みが問題になります. ピック・アップ&シールドの動作説明2: フロッピー・ディスク挿入時のピック・アップ&シールドの状態です. かなり原始的な構造ですが、シールドの高さがピック・アップをフロッピー・ディスクに直接触れない構造です. シールドの四角の両辺が、フロッピー・ディスクの読み込み窓より広いので、 これでフロッピー本体を押さえ込みます. そして導電スポンジがその弾力性から少し引き伸ばされて、その分だけピック・アップが フロッピーのデータ面へ近づく訳です. もし、スポンジを入れないで、シールドを直接ピック・アップへ貼り付けると、 フロッピーのデータ面へピック・アップが近づかないので読み込みエラーとなります. スポンジは導電ですのでシールドの内面銅メッキへ通電して、 その名の通りシールド効果を発揮する部品となっています. ※ピックアップ&シールドの動作説明は、全て jeff の推測です. PC9801RX21を分解して jeff の思った事を書いているだけですので、誤りが有る場合が御座います. 工程4:もしシールドが完成すると、この様に収まります. 早く、この姿が見たいですね. ※この【NEC PC9801RX21 のレストア】に関するお問い合わせ&ご感想は、こちらからどうぞ! ※連載予定⇒導電スポンジが見つかるか、厚みがわかれば、その都度更新します. PC9801のシールド用電動スポンジの部品をお持ちの方は、ご連絡いただけると幸いです. |
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