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【実技】
エレクトリック・ギターのイラストです。メキシコ産のフェンダー【Duo Sonic】ですね。 ■待望のギターを手に入れました。これから、色々な曲を弾ける様になりたいですね。 それには、まず、ギターの各部位の名称を知らなければなりません。

■ギターの各部位名称を説明します。
@【ヘッド】ギターのヘッドです。弦を張るためのペグを固定している部分でも有ります。
A【ペグ】弦を巻くための装置です。ペグは、「糸巻き」とも呼ばれる事が有ります。
B【ナット】弦をフィンガー・ボード上に張るためのガイドです。この部分は本来、牛骨が使われるのですが、現在では強化プラスチックや、ブラス、ステンレスなどで出来ています。材質によって弦の鳴りが違って来ます。※硬い材質のナットの方が、音は伸びますが、セッティングとしてはシビアになりますので、適度な剛性を与えるのがよろしいです。)
C【ネック】弦を張るための首部分ですね。もちろん弦を張っている部分でも有ります。
D【フィンガーボード】指板ですね。指で押さえる部分です。ネックの表部分でも有ります。
E【フレット】フレットです。フレットは、ステンレスで出来ています。ギター修理工場には、このフレットの金属が長く巻かれた状態で置かれているのを見る事が出来ます。フレットは、フィンガー・ボードに打ち込まれている金属自体を言いますが、演奏する場合には、フレットとフレットの間の押さえるスペース(ポジション・マークの有る所)をフレットと読んでいます。
F【ポジションマーク】ギターにこのポジション・マークが無いと、押さえる所(フレット)が以外に判らないものです。どこを押さえるのか、判断する指標です。
G【ボディ】ギターのボディ(体)です。人間が抱えるのにより良い形に整形されています。
H【トグルスイッチ】ピック・アップのセレクターです。フロント・ピック・アップとリア・ピック・アップを切り替えます。
I【ピックガード】ギターは、基本的にピックを使用して演奏されますので、これでギター自体(ボディ)を傷つけるのを防ぐために、ピック・ガードが装着されています。
J【ピックアップ】これが無いとエレクトリック・ギターとは呼びません。ピック・アップでひろった弦の振動を、ギター・アンプで増幅します。昔は、ピック・アップの事を、アタッチ・メント、略してアタッチなどと呼んでいました。1個のピック・アップをワン・アタッチ、2個のピック・アップを2アタッチなどと呼んでいました。現在では、そのまま2ピック・アップなどと呼びます。
K【ボリュームコントロール】ピック・アップでひろった弦の振動のボリューム(音量)をコントロールするつみまみです。
L【トーンコントロール】ピック・アップでひろった弦の振動のトーン(音質)をコントロールするつまみです。
M【ブリッジ】弦をボディに固定する部位ですね。もちろん弦のもう片方は、ヘッドの糸巻きに巻きつけて有りますね。
N【サドル】ブリッジの構成部品の一つです。サドルは弦のガイドですね。この上に弦を乗せて、ブリッジと糸巻きで、弦を張りますね。
O【ジャックプレート】ここにシールド線のフォン・ジャックを差し込みます。シールド線のもう片方は、ギター・アンプのジャックに差し込みます。
P【エンドピン】絶対にストラップを使わなければならないとは言い切れませんが、立って演奏する時には、ストラップをこのエンド・ピンに掛けます。
Aチューニング(tuning)            【video】   【stereo】
画像解説
ギターを自分で持った方向から見ています。この画像の位置関係で説明する事が多いので、早く慣れておいて下さい。 ■ギターの6本の弦のチューニング(tuning)は、英音名(理論で後述)で示すと、各弦、次の様になります。ギターのフレットを表示するのは、自分でギターを持って、上から覗いた方向で画像作成しています。 また、この弦を張っただけの状態での音を、開放弦と呼んでいます。
ギターの6本の開放弦を譜面と英音名で表記したものです。 ■ギターの6本の弦のチューニングを譜面(5線譜)で示すと、次の様になります。弦が張られた状態で、どこも押さえない(ナットとブリッジに弦が張られている状態)場合を、開放弦と呼びましたね。譜面を読める様になるには、譜面と英音名を覚えなくてはいけませんが、今はギターの開放弦が譜面上ではこの位置に書かれるのだと言う事を、頭の片隅に置いておいて下さい。 譜面に関しましては、理論のコーナーで解説しています。
Bチューニング・メーター(tuning metar)を使う
画像解説
ローランド社のチューニング・メーター・TU-12です。 ■チューニングは、「チューニング・メーター」を使用して行います。もちろん、将来的には、耳で合わせられる様になりますが、 今は、「チューニング・メーター」を使用してチューニングして下さい。その昔のギターは、精度が悪かったので、あまり厳密にチューニングを考える必要は有りませんでしたが、 今日のギターは、精度が高い(剛性が高いと言う)ので、チューニング・メーターを使用するのが、正しいニューニングの仕方です。

■チューニング・メーターの使い方の手順
@ギターとチューニング・メーターを、シールドでつなぎます。
Aチューニング・メーターの電源を入れ、モードを「ギター」に合わせます。
B6弦から、1弦に向かって、チューニングを行います。必ず、弦をゆるい方向(音が低い方)から、張って行く方向で、チューニングを行って下さい。
Cチューニング・メーターの針が、ちょうどセンターに来るように、チューニングを行って下さい。
D6弦から1弦までのチューニングは、必ず、2回以上は、行って下さい。
Cオクターブ・チューニング(octave tuning)を行う
画像解説
gibson社製のブリッジ・ユニットの「チューン・O・マチック」です。 ■【オクターブ・チューニング(octave tuning)】について解説します。 オクターブ・チューニングは、ギターの構造上のチューニングです。これが正しくセットされていないと、いくらチューニング・メーターで、チューニングしても、永遠に正しい音はセットされません。 画像は、レスポール・タイプのブリッジです。専門的には、チューン・オー・マチック(ギブソン社特許/tune-o-matic)と呼ばれているブリッジです。 では、オクターブ・チューニングに付いて解説します。

■【オクターブ・チューニングの仕方】
@1弦の12フレットを押さえて、音をだします。(Eの音が出ます)
A同じく、1弦の12フレットの上に、指を乗せ(押さえないで、軽く触れるだけ)、音を出します。上手く出ると、これがハーモニックス(harmonics)と呼ばれる音になります。
Bこの実際に12フレットを押さえた音と、ハーモニックスの音が、同じで有れば、オクターブ・チューニングの必要は有りません。あなたのギターの、オクターブ・チューニングは、しっかりと合っています。
C12フレットを押さえた音の方が、ハーモニックスより高い場合は、赤←の方向へ、小さな矢印で示したビスを回して、サドルをエンド・ピン方向へ動かします。
D12フレットを押さえた音の方が、ハーモニックスより低い場合は、黒→の方向へ、小さな矢印で示したビスを回して、サドルをヘッド方向へ動かします。
E以上の作業を繰り返して、1弦〜6弦まで、全ての弦のオクターブ・チューニングを行って下さい。一度、オクターブ・チューニングを行えば、弦のゲージやメーカーが変わらない限り、そのままで大丈夫です。
Dユニゾン・チューニング(unison tuning)を行う
画像解説
6/5と5/0、5/5と4/0、4/5と3/0、3/4(注意)と2/0、2/5と1/0を同じ音になる様に、ユニゾン・チューニング(unison tuning)を行います。 ■【ユニゾン・チューニング(unison tuning)】について解説します。
これは、非常にシンプルなチューニング方法ですが、知っておくとメーター等が無い時に役立ちます。 私がギターを始めた頃(1966年当時)は、チューニング・メーターなど、もちろん存在しない時代だった(レコーディング・トラックも8チャンネルでした。)ので、 このシンプルな、ユニゾン・チューニングで、ギターのチューニングをしていました。現在の私の生徒さん達は、逆にこのユニゾン・チューニングを知りません。

■【ユニゾン・チューニング】の仕方
@6弦の5フレットを押さえて音を出します。(A の音が出ます。)
Aこれを5弦の開放弦の音に合わせます。開放弦は、フレットをどこも押さえないで、弦を張ったままの状態で音を出す事です。
B次に、5弦の5フレットを押さえて音を出し(D の音が出ます。)、この音を、4弦の開放弦と同じ音にします。
C次は、4弦の5フレットを押さえて音を出し(G の音が出ます。)、この音を、3弦の開放弦と同じ音にします。
Dさらに、3弦の4フレット(※5フレットではなく、ここだけ4フレットです。)を押さえて音を出し(B の音が出ます。)、この音を、2弦の開放弦と同じ音にします。
E最後は、2弦の5フレットを押さえて音を出し(E の音が出ます。)、この音を、1弦の開放弦と同じ音にします。
【理論】
@五線譜(譜表・5lines)
画像解説
5線譜(譜表)=5linesです。 ■【五線譜(5 lines)】について解説いたします。
音の高さと長さは、五線譜を使用して表記します。五線譜は、平行した5本の横線で表記します。小節の右端は、ダブル・バー(重複線・double bar)で小節の終了を表します。
A高音部譜表(ト音記号)と低音部譜表(ヘ音記号)
画像解説
ト音記号の書かれた譜表です。
へ音記号の書かれた譜表です。
■【高音部譜表低音部譜表】について説明します。
五線譜は、5本の平行したラインを引いただけでは、音を書く事は出来ません。【ト音記号】や、【へ音記号】を、五線譜の最初に書き示す事で、音の高さを表記する事が出来ます。
ト音記号は、英文字の G 、ヘ音記号は、英文字の F をデザイン化したものです。
ハ音記号(中音部記号)と言う表記(バイオリン等の譜表に使用)も有りますが、今は考える必要は有りません。
また、ギターの譜面では、低音部記号=ヘ音記号は使用しません。ギターの全ての音は、ト音記号で表記されますので、ト音記号だけ覚えておけば大丈夫です。

【ポイント!】ギターの譜面は、ト音記号(高音部譜表)を使用する。
B五線譜の各部名称
画像解説
五線・間・加線と呼ばれる譜表の各部名称です。 ■【五線譜の名称(5 line)】について解説いたします。
@五線譜の五本の線を【五線(5lines)】と呼び、下から【第一線(1st.line)【「第二線(2nd.line】【第三線(3rd.line)】【第四線(4th.line)】【第五線(5th.line)】と呼びます。
A五線譜の線の間を【(4spaces)】と呼び、下から【第一間(1st.space)】【第二間(2nd.space)】【第三間(3rd.space)】【第四間(4th.space)】と呼ばれます。 B五線譜内に書ききれない、高い音、および低い音は、【加線(ledger lines)】を使用して表記します。加線には、【上加線(above ledger line)】と【下加線(below ledger line)】が有ります。

【練習時間:20日】20日以内に名称を全部覚えて下さい。
C英音名
画像解説
毎日、CDEFGABC と、唱えて下さい。 ■【英音名】に付いて説明いたします。
英音名は、音階、この場合は、ドレミファソラシド=メージャー・スケール(Major scale)に付けられた、英語読みの音名です。 クラッシック等では、ドイツ読みも有りますが、ポピュラー・ミュージックの世界では、コード・ネーム(後述)と同じ様に、英語読みで音を読みます。
これは、覚えなければいけませんので、毎日、呪文の様に唱えて、一週間位かけて覚えて下さい。
D中央の (C)
画像解説
中央の(C)、つまり真ん中の(C)ですね。 ■【中央の(C)】について解説いたします。
ト音記号もヘ音記号も、この【中央の(C)】を中心に音を数えて行きます。 ト音記号の場合は、上に向かって線と間を数えて行けば良いのです。ヘ音記号は、逆に下に向かって線と間を数えて行けば、全ての音は理解出来ます。

【ポイント!】中央の(C)の位置を覚えて下さい。
Eオクターブ(octave)
画像解説
オクターブ(octave)です。線と間を数えると8個の間隔が有ります。 ■【オクターブ(octave)】に付いて解説いたします。 この stage_01_01で、【オクターブ・チューニング】を行いましたが、音楽の上では、オクターブを理解する事は、非常に大切です。 譜面をご覧下さい。ここには、C の音を、オクターブで表記して有ります。譜面(譜表)上に音符を書く事を、【記譜】などと言います。 五線と間を数えていただくと、8間隔有ります。(専門的には8度と言います。後述) これを、【オクターブ(octave)】と呼んでいます。
また、譜面の左側の C 音の様に、5線内で書けない場合は、【加線】を加えて音符を表記します。
F変化記号(accidentals)
画像解説
♯と♭とナチュラルの変化記号です。


ギターのフレットの上で、シャープとフラットを表現しました
■【変化記号(accidentals)】について解説します。
音(音符)を、半音上げる場合と、半音下げる場合と、元に戻す場合に、それぞれの記号を使います。

@半音上げる→シャープ(sharp・嬰記号・・♯)記号を使います。
A半音下げる→フラット(flat・変記号・♭)記号を使います。
B元に戻す場合は、ナチュラル記号(natural・本位記号)を使います。
Cナチュラル記号と、何も付いていない音は、音自体は同じ音です。
Dギターでこれを弾く時は、シャープは、1フレット、ブリッジ側に移動、フラットは、1フレット、ヘッド側に移動させます。
Eギターの画像をご覧下さい。大きな矢印のフレットの音を弾いていた時、シャープするのは、ブリッジ側、フラットさせるのは、ヘッド側に、1フレットだけ移動させます。

【注意】譜面上で、♯と♭は、音符の左側に付きますが、英音名では、D♯の様に、英音名の右側に付くので、注意して下さい。
G6弦と5弦の英音名
画像解説
毎日、CDEFGABC と、唱えて下さい。 ■【6弦の英音名】を覚えましょう。

@6弦の英音名は、開放側から、E・F・G・A・B・C・D・E となります。
AE と F、B と C の間は、1フレット=半音となります。
Bそれ以外の、英音名は、2フレット=全音となります。

【練習時間:一週間】6弦の英音名を一週間で覚えます。
毎日、CDEFGABC と、唱えて下さい。 ■【5弦の英音名】を覚えましょう。

@5弦の英音名は、開放側から、A・B・C・D・E・F・G・A となります。
AB と C、E と F の間は、1フレット=半音となります。
Bそれ以外の、英音名は、2フレット=全音となります。

■6弦と5弦の英音名は、コードを覚えたり、移動したりする時に、必要となりますので、しっかりと覚えて下さい。

【練習時間:一週間】5弦の英音名を一週間で覚えます。
Hメージャー・スケールと全音・半音
画像解説
毎日、CDEFGABC と、唱えて下さい。 ■フレットの上で、【メージャー・スケール(Major scale・ドレミファソラシド)】を弾いてみましょう。もちろん英音名の練習も兼ねています。
メージャー・スケールの英音名を5弦だけ使って弾いてみます。押さえる指はなんでも構いません。(1番の指だけで押さえて構いません。)実際にこんな弾き方は無いのですが、英音名を理解する事が重要なので、演奏の事は今は考える必要は有りません。
@5弦の3フレット=C音
A5弦の5フレット=D音
B5弦の7フレット=E音
C5弦の8フレット=F音
D5弦の10フレット=G音
E5弦の12フレット=A音
F5弦の14フレット=B音
G5弦の15フレット=C音
5弦を使ってメージャー・スケールを英音名を追って行くと、1フレット動く時と、2フレット動く時がありますね。 1フレットは、半音ですから、1フレット動く時は、半音の動きとなります。 また、2フレット動く時は、全音(半音+半音)の動きとなっています。 5弦上でのメージャー・スケールをしっかりと覚えておいて下さい。

【練習時間:10分】英音名を声に出しながら、5弦だけ使用してメージャー・スケールを弾いて下さい。左手の指使いは、この場合、まったく自由です。1の指(人差し指)だけで弾いても一向に構いません。


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