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【実技】
@リフT(riffT)            【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフの001です。 ■ギターで、覚えやすい低音部のライン(line・音の流れ)を、【リフ(riff)】と言い、そのラインを弾く事を、リフを弾くなどと言います。 ロック・ギターを演奏する上では、必須のアイテムです。使用する音は、【E音】【D音】【B音】【B♭音】【A音】【E音】【G音】の合計7音です。 まず、はじめの【E音】は、5/7で、3番の指で押さえます。今回から、指番号を、弦とフレットの番号の後ろに付け加える事にいたします。 従いまして、このはじめの【E音】は、5弦の7フレットを、3番の指で押さえますので、5/7/3となります。 次の【D音】は、5/5/1、【B音】は、6/7/3、【B♭音】は、6/6/2、【A音】は、5/5/1、低い【E音】は、6弦の開放弦なので、6/0/0(0は開放弦と指を使いません。)、【G音】は、6/3/1、となります。

【練習:20分】リフTを[stereo] にあわせて練習します。
※リフTのポジショニングは、AリフTのポジショニングをご覧下さい。
AリフTのポジショニング(positioning)
画像解説
■【リフT】のポジショニングです。音を聞きながらどこを押さえるのか、しっかりと見る事が出来ます。 どの指を使うか、また、どの弦、どのフレットを使うかは、ギターでは非常に重要です。同じ音が、異なる弦で存在する弦楽器の一つであるギターでは、 どこからその音符を弾き始めるかで、スタイルが決まってしまう程です。このどの弦、どのフレット、どの指で演奏するかを、【ポジショニング(positioning)】と呼ぶことにします。 ポジショニングは、商業用語で、「競合製品との差異を打ち出して市場内で特別の位置を占めること」ですが、E flat7.jp では、ギターのポジションの解説用語として使用しています。

【フラッシュ・ムービー】画像の上をクリックして下さい。音と同時に、フラッシュ・ムービーが動きます。
BリフTにパワー・コードを加える            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフの002です。リフの001に、パワー・コードを混ぜています。 ■【リフT】の最初の【E音】と【D音】を、パワー・コードに変換して見ましょう。 使用するパワー・コードは、Ep と Dp の2個のパワー・コードです。パワー・コードの押さえ方は、もうおわかりだと思いますが、Ep は、5/7/1 + 4/9/3、Dp は、5/5/1 + 4/7/3 です。

【練習:20分】リフUを、[sound] にあわせて練習します。
CリフTにミュートを加える            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフの003です。リフの001に、ミュートを加えています。 ■【リフT】の、8分休符が有りましたが、これを、16休符に分割して、その休符を【カッティング・ミュート(cutting mute)】して演奏して見ましょう。 カッティング・ミュートは、空ピックなどとも呼ばれる、ギター特有の左手による奏法です。(これに対して右手のミュートを、ハーフ・ミュートと呼びました。) これを使えば良いと言う訳では有りませんが、ミュートされた音(実際にはノイズです。ゴースト・ノートと呼びましたね。)が存在する事によって、リズム感を出す事が出来ます。

【練習:20分】リフVを、[sound] にあわせて練習します。
DブルースのリフT(blues riff T)            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
ブルースのリフのTです。 ■【ブルースのリフT】を弾いてみましょう。スリー・コード・ブルースに対応(一緒に弾ける)した、ブルースのリフです。 ブルースのリフは、これ以外にもたくさん有ります。今回演奏するのは、一つの例です。
最初の1小節目の音の押さえ方を覚えましょう。1小節目に使用している音は、【A音】【C#音】【E音】【G音】【F#音】の5音です。 【A音】は、6/5/2、【C#音】は、5/4/1、【E音】は、5/7/4、【G音】は、4/5/2、【F#音】は、4/4/1 のポジショニングとなります。 5小節目では、この音の関係を、5/5/2 から、9小節目では、5/7/2 から始めれば良い訳です。(A のポジショニングをそのまま移動すればよろしいです。) 12小節目は、パワー・コードになっていて、他の小節とは、異なっています。12小節目のパワー・コードは、【E音】+【B音】の2音を使用しています。 また、このパワー・コードの【E音】+【B音】は、5/7/1 + 4/9/3、のポジショニングとなります。 12小節目を、パワー・コードで弾く事によって、ブルースが12小節終了して、また次の12小節が始まる感覚を出す事が出来ます。

【練習:30分】ブルース・リフTを、[sound] にあわせて練習します。
EブルースのリフTをミュートする            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
ブルースのリフのTです。 ■【ブルースのリフT】を、今度は、【ハーフ・ミュート(half mute・右手)】して弾いて見ましょう。ハーフ・ミュートは、stage_02_01 で勉強しました。 こういったブルースのリフは、ほとんどの場合、ハーフ・ミュートして演奏されます。

【練習:30分】ブルース・リフTを、[sound] にあわせて練習します。
FリフU(riffU)            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフのUです。16ビートと言うリズムになります。 ■【リフU】を演奏して見ましょう。今回も、開放弦をまじえたリフになっています。(開放弦が入っていた方が、左手のチェンジには有利です。) 使用している音は、低い【E音】高い【E音】【D音】【G音】【A音】【B音】の5音です。 低い【E音】は、6/0/0、高い【E音】は、5/7/3、【D音】は、5/5/1、【G音】は、4/5/1、【A音】は、6/5/1、【B音】は、6/7/3 のポジショニングとなります。 最初の5音は、【スタッカート(staccato・伊)】で弾きます。短く切って弾く訳ですね。スタッカートに付きましては、【8】で解説しています。 [flash]を良く見て、感覚をつかんで下さい。さらに、4拍目の【A音】と【B音】は、つながる様に弾きます。つながる様に弾く時には、譜面上では、【スラー(slur)】で表します。 スラーでつながれた音を、つなげる様に弾くためには、ギターの奏法は色々あります。今回は、【ハンマリング・オン(hammerring on)】と言う奏法を解説いたします。

【練習:30分】ブルース・リフUを、[sound] にあわせて練習します。
GリフUのスタッカート(staccato)            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフのUです。16ビートと言うリズムになります。 ■リフのUの、始まりの5音は、【スタッカート(staccato・伊)】で演奏します。 ですが、最初の 6/0/0 の【E音】は、6弦の開放弦なので、現時点では、スタッカート出来ません。この音は、伸びていて構いません。(ハーフ・ミュートを使用するとスタッカート出来る様になります。) スタッカートは、単音のミュートです。コードのミュートの時と同じ様に、左指を浮かせて音の伸びを切る様にします。 スタッカートの記号は、音符の上に小さなを書きます。この記号の付いた音符は、短く切ります。

【練習:20分】ブルース・リフUの最初の4音を、[stereo] に合わせてスタッカートして演奏しましょう。
HリフUのA音とB音を譜面上でスラーでつなぐ            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフのUのA音とB音に、スラーを掛けています。 ■リフUの【A音】と【B音】を、つなぐ様に弾く時には、譜面上では、【スラー(slur)】でつなげます。 スラーは、理論のコーナーでも解説しています。 スラーは、アールのかかった弓状の括弧で表します。【タイ(tie)】も、アールのかかった弓形の括弧で表記しますが、タイは、同じ高さの音をつなげます。 スラーは、異なる高さの音をつなげた記号です。スラーをギターで弾くには、色々な奏法が有ります。

【覚えましょう】2個以上(通常は2個)の高さの異なる音をつなげて弾く時には、スラーと言う記号を使用します。
Iハンマリング・オン(hammerring on)            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフのUのA音とB音に、スラーを掛けています。 ■2個の音をつなげて弾く時には、【スラー(slur)】で表記しました。スラーは、通常2個、もしくはそれ以上の高さの異なる音を、つなげる様に弾かせる時の記号です。 このスラーでつないだ音の演奏方法は、ギターでは色々有ります。今回は、【ハンマリング・オン(hammerring on)】と言う奏法で演奏しています。
■今回の【リフU】の、【ハンマリング・オン(hammerring on)】は、6弦の【A音】と【B音】で行います。【A音】は、6/5/1、【B音】は、6/7/1、のポジショニングとなります。 まず、6/5 を、1 の指で押さえてピッキングします。そうしたら、6/5/1 を押さえたまま、6/7 を、2 の指でフレットを文字通り、ハンマーで叩き付ける様に、右手でピッキングしないで、左手の叩き付けだけで音を出します。 これが、ハンマリング・オンの演奏方法です。

【練習:20分】[リフU] に、ハンマリング・オンをくわえて、[sound] にあわせて練習しましょう。
JリフのUをミュートして演奏する            【video】   【stereo】   【acrobat】
画像解説
リフのUをミュートして演奏します。そうするとスタッカートが必要無くなります。 ■【リフU】を、【ハーフ・ミュート(half mute・右手)】して演奏して見ましょう。一度、演奏したら感想はいかがでしょうか?何かに気が付きますね。 リフUをハーフ・ミュートすると、当然音が伸びずに、消音されますので、リフUの最初の5音を、スタッカート(短く切る)して演奏していましたが、 音が消音されているので、スタッカートが必要無くなります。(意識しなくて良い。=演奏が楽になる。) 従いまして、リフUを、ハーフ・ミュートして演奏する時は、スラーのかかったハンマリング・オンだけ、意識して演奏すれば良い事になります。

【練習:20分】[リフU]をハーフ・ミュートして、[sound] にあわせて練習します。
【理論】
@リフ(riff)について            【acrobat】
画像解説
今回のリフTですね。 ■【リフ(riff)】に付いて解説します。
リフ(riff)は、音楽専門用語で、同じ様な形のメロディーを繰り返す事を言います。訳は、【反復楽節】となっています。 普通のメロディーとの違いは、同じ形のメロディーを繰り返すと言う点です。2小節から4小節程度の同じ形のメロディーを繰り返します。 かつて、ジャズ(jazz)界では、リフと言う言葉は、メロディーと同義語で、メロディーそのものを指していました。 が、1970 年頃より、ギターの低音部で演奏する、伴奏用の短い反復楽節を、リフと呼ぶ様になりました。 ジャズ界では、今でも、「枯葉(ジャズの代表曲)のリフ知ってる?」なんて会話が聞かれます。
■今回のリフは、E の音を中心としたリフでした。コードは、今回は弾きませんでしたが、E7 のコードに合うリフとなっています。 (riffと和音の関係は、stage_03_01で解説しています。)
Aスラー(slur)について            【acrobat】
画像解説
譜面上に書かれたslurです。 ■【スラー(slur)】に付いて解説します。
スラーは、異なる高さの音(2音以上)を、つながる様に演奏する事を示す記号です。音符の上か下に、アールのかかった弓状の括弧【 )の90度展開】で表記します。 スラーに似た記号で、【タイ(tie)】が有りますが、こちらは、同じ高さの音を、アールのかかった弓状の括弧で結びます。同じ高さの音、つまり、同じ音を結ぶ訳ですから、 長さが長くなるだけです。タイで結ばれた同じ高さの音は、その長さ分だけ、その音を伸ばせば良いのです。タイに付きましては、stage_03_01 で解説しています。
Bハマリング・オン(hammerring on)について            【acrobat】
画像解説
slurの演奏方法の一つに、ハマリング・オンが有ります。 ■2個の異なる音符を、スラーで結んだ時は、その2個の音が、あたかもつながっている様に演奏しなければなりません。 2個の音が、スラーでつなげられている奏法は、ギターでは、たくさん有ります。今回は、その中の一つである、【ハマリング・オン】を用いて演奏しています。 2個の音が、スラーでつなげられている奏法は、ハマリング・オンの他には、【プリング・オフ(pulling off)、ベンディング(bending)、スライド(slide)】等が有ります。 これらの奏法に関しましては、先の stage で追って解説して行きます。


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